選考委員の感想

  • 仲畑貴志
    コピーライター
    プロフィール

    数々の広告キャンペーンを手掛け、カンヌ国際広告映画祭金賞・TCC賞、ADC賞、他多数受賞。

    チェーンストアとの距離が近づく川柳創作の時間。

    この川柳コンテストの良いところは、旬をこさえる際に数分でも数時間でもチェーンストアについて思いをめぐらせていただけること。そのことでお客様とチェーンストアとの距離が近くなるのがいいですね。句の出来不出来は、あまり悩むことはない。創作を続けるうちにだんだんと良くなりますから。それより、淡々とした日々の生活の中から、きらりと光る何かを見つけようとする、その心の動きが大切ですね。そして五七五に書いてみる。創作なんて固くならないで、気楽につぶやくように書けばいいんです。そこに、実感や共感があると大成功です

  • やすみりえ
    川柳作家
    プロフィール

    文化庁文化審議会委員も務める。恋愛をテーマとした川柳作品を多数発表。川柳の裾野を広げる。

    生活の中で見つけた場面を上手に五七五にされていました。

    応募してくださった方々の実体験を通して生まれた句が多かったように感じました。句を読ませていただいた私たちも同じ場面を想像して、同じ気持ちになれました。それはきっとみなさんが生活の中で見つけた場面を上手に切り取り、五七五にされていたからです。入賞された句は、そのような部分がとても際立っていたと思います。

  • 上大岡トメ
    イラストレーター
    プロフィール

    「毎日をごきげんにする」ことをテーマに、本、イラストを製作。主な著書「キッパリ!たった5分間で自分を変える方法」「のうだま」「宿坊さんぽ」など。他多数。

    年を重ねるごとに、心に響く句がかわってきました。

    第一回“チェーンストアお買い物川柳”の審査員をつとめさせていただいてから、丸四年が経ちました。回を重ねて私自身が気づかされたのは、自分が年をとるのと共に、心に響く句が少しずつ変わってきたということ。今回特に心に留まったのは、高齢者のお買い物でのシチュエーションでした。一方で、毎回コンテストに応募なさっている方々の方も、ご自身の年齢やそれに伴う周りの状況の変化によって、きっと物事を捕える視点が変わってきていることと思います。お買い物川柳という一つのテーマがあって、一緒に年を重ねていく関係って面白いなぁと思いました。

  • 清水 信次(しみず のぶつぐ)
    チェーンストア会長
    プロフィール

    株式会社ライフコーポレーション 代表取締役会長兼CEO

    毎日の暮らしの中に、息抜きの時間をご提供。

    平成24年度からスタートした「うれしい!たのしい!お買い物!チェーンストアお買い物川柳大募集!!」は、たくさんの皆さまにご支援をいただき、無事に第五回を終えることができました。年に一度、普段のお買い物を振り返るコンテストとして、多くの皆さまに川柳の創作を楽しんでいただきながら、お買い物の楽しさも再発見していただければ幸いと思っています。仕事や子育てなどなど、日々の暮らしに毎日を忙しく過ごされる方も多いのではないでしょうか。そんな中にこのコンテストが息抜きや楽しさをご提供できているのであれば何よりうれしいことであり、五回を経てひとつの確かな歴史を築けたのではないでしょうか。次回開催も楽しみにしていてください。

日本チェーンストア協会 総務委員長
鈴木 芳知

今年もユーモアあふれる作品がたくさんありました。特に『セルフレジ』という言葉がよく使われており、ご家族でご利用いただく機会が増えたのでしょうか。みなさんが色々な場面でお買い物をされる姿が目に浮かびます。また、節約志向や環境配慮などに関する興味深い作品も多くあり、毎回審査するのを楽しみにしております。来年もたくさんの作品をお待ちしております。

日本チェーンストア協会 広報委員長
近澤 靖英

今年もたくさんの作品を応募いただきました。選考委員として作品をひとつずつ読ませていただきました。どの作品もみなさんが売り場で感じたことがあったり、よく目にする光景などであり、思わずうなずいてしまうような、まさに「買い物あるある」ではなかろうかと感じました。当然、選考は大変苦労をさせられました(笑)。来年はどんな川柳に出会えるか、今から楽しみです。

日本チェーンストア協会 北海道支部長
出戸 信成

やはり、ご家庭の毎日を支えているのは奥さまなのだなという句を改めて感じます。お子さんとのやりとり、ヒロぼうずさん、ジブリファンさん、こーちゃんさんのくやしさ。自分への戦いは、じっと握りしめた硬貨のあたたかさか。これは、言ってみればお子さんが成長するための戦いの場でなかろうかと思える切実な句がほほえましい。そんな場を提供していることの素晴らしさです。また、ご主人とのやりとりはちょっとおしゃれなスパイスが効いて、その中にお子さんを入れたりして、なんともいえないすっきりとした風味に仕上がってくるのは、五七五の世界の持つ面白さですね。次回はどんなオレガノ、バジル?楽しみにしています。

日本チェーンストア協会 東北支部長
大髙 善興

五回目となる今回のコンテストもたくさんのお客さまから力作のご応募をいただき、本当にありがとうございました。弊社では、地域のお客さまの日常の食卓を「より楽しく・豊かに・便利に」するため、従業員全員参加型で、鮮度がよく即食・簡便な商品のご提供などに努めています。「日常の大切さ」をアピールするこのコンテストとも意を通じるものがあり、お客さまの率直なお声や活き活きとしたお買い物風景などに、昨年にも増して大きな共感を覚えているところです。さて、東北地方は未だ復興の途上ですが、福島県内の避難指示も徐々に解除され、街の復興の拠点として弊社のお店の役割も重要になってきています。お店からさらに“笑顔”と“元気”をお届けできるように努めてまいりたいと思います。

日本チェーンストア協会 関東支部長
小川 信行

今年もたくさんの応募をいただき、誠にありがとうございます。一般の方から小学生まで多くの皆さまの生活の身近な存在にスーパーマーケットがあることを感じることができ、とても嬉しい気持ちで拝見いたしました。いつもお店にご来店いただいているお客さまのつぶやきやご家族のつながりなど、活き活きとした日常の生活を切り取った素晴らしい作品が多く、大変感激いたしました。また、電子マネーやセルフレジなど、比較的最近の取組みも川柳に取り上げていただき、お客さまの関心の高さを改めて実感いたしました。地域のお客さまの日々の生活をお手伝いしている私たちへの応援歌と受け止め、来年もより素晴らしい作品をご応募いただけるように、お客さまに満足いただけるような店づくりに励んでまいります。

日本チェーンストア協会 中部支部長
佐古 則男

ご応募をいただきました皆さま、本当にありがとうございました。今年も、毎日のお買い物で感じたことや見かけたこと、また、「セルフレジ」など時代の変化への戸惑いなど、登場人物の“つぶやき”や“ぼやき”が時に可笑しく、時に悲しく…。選考を忘れてついつい読みふけってしまいました。選考は、委員の誰かに刺さっても他の人にはそうでもないということも起こりえます。入賞までもうひと押しの技巧やユーモアなど、さまざまな要素が含まれていました。しかし、いずれの作品も気持ちがこもったすばらしい作品ばかり。来年もたくさんの作品が寄せられますよう、楽しみにしております。

日本チェーンストア協会 関西支部長
四條 晴也

今回のコンテストも多くのお客さまからご応募をいただきまして、誠にありがとうございます。弊社を含め、チェーンストア各社の店舗はお客さまとの一番身近な交流の場であるということを、応募作品を拝見し再認識しております。ただ商品を提供する場所だけではなく、ご来店いただくことにより、ご応募いただいた川柳のような面白い発見や、ご家族のコミュニケーションのお手伝いができる温かい店舗づくりに今後とも努めてまいります。

日本チェーンストア協会 中国支部長
野口 重明

今年もたくさんのご応募をいただきまして心より感謝いたしております。主婦の鋭い目や子どもの純粋な目から見たユーモア溢れる川柳など、ただただ関心するとともに本当に楽しませていただきました。多くの作品には買い物を通して親子、夫婦、家族が登場していますが、読んでいるだけでたくさんの“笑顔”が目に飛び込んでくるようで、こちらも“元気”になり楽しくなりました。来年も多くのすばらしい作品に出会えることを今から楽しみにしています。ありがとうございました。

日本チェーンストア協会 四国支部長
尾﨑 英雄

五回目を迎えた「川柳コンテスト」ですが、今回も幅広い年代の方々からたくさんのご応募をいただき、より多くの皆さまに親しんでいただけるようになったことをとても嬉しく思います。チェーンストアを舞台にした「日常」がユーモアを交えながら、鋭く表現されており、大変楽しく選考をさせていただきました。今後も皆さまからのお声を励みにして、毎日のくらしに笑顔と元気をお届けできるよう一層の努力を続けてまいります。改めて多くのご応募に感謝いたしますとともに、末永く皆さまに愛されるコンテストとなることを祈念いたします。

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