選考委員の感想

  • 清水 信次(しみず のぶつぐ)
    清水 信次
    日本チェーンストア協会会長
    プロフィール

    株式会社ライフコーポレーション 代表取締役会長兼CEO

    独自の切り口と発想の豊かさ…作品の中に感じた人生のゆとり。

    第6回目の今回も大変多くの応募を賜わり、深く感謝申し上げます。お買い物を切り口とした光景にはまだまだ沢山の表現方法があるものだなと毎回驚かされすま。私は今年92歳になります。これまでは川柳や俳句には縁が遠かったのですが、このようなご縁で関わらせていただき、皆さんの発想の豊かさには感心させられた次第です。お店にお越しくださる皆さまが川柳で詠まれているように毎日楽しくお買い物をしてくださっていることは、この仕事に従事する私たちにとって何よりの喜びであります。私たちもより一層ご満足いただけるお店を目指し、日々努力してまいりますので、次回も皆さまからあっと驚く句が寄せられることを期待しております。

  • 小濃 裕正(こはまひろまさ)
    小濃 裕正
    日本チェーンストア協会会長 代行
    プロフィール

    株式会社カスミ 取締役会長

    川柳は世相そのもの。今後のお客さまとの繋がりに活かしたい。

    川柳を通じてお子さまとともに買い物をする姿や、チェーンストアとお客さまとの繋がりを想像でき嬉しく思います。拝見していて思うのは、やはり川柳には相世そのものが反映されているということです。おそらくここ何年かの作品を並べてみれば、時代の移り変わりがかなり明確にわかるのではないかと思います。また、私達のビジネスにおいて生活者の方々との関係についてかなり貴重なヒントをいただけたとも感じました。これらの川柳に気づかされたり、教えられることは非常に沢山あります。なぜこの作品が選ばれたのかとも含め共有することで、今後もお客さまと実感・共感していけるように生かしたいと思います。

  • 仲畑貴志
    仲畑 貴志
    コピーライター
    プロフィール

    数々の広告キャンペーンを手掛け、カンヌ国際広告映画祭金賞・TCC賞、ADC賞、他多数受賞。

    お客様への訴求はもちろん、働く人にも届く川柳がいいですね。

    わたしの仕事である広告のコピーは、企業名で発信した段階で、その企業自身の表明になります。コピーは消費者へ向けて発信するものですが、実は、クライアント内の社員に向けての効果も含んで考えられていることが多いのです。例えば僕の書いた「ココロも満タンに」というコスモ石油のコピーは、「お客様のココロを満タンにするビジネスだよ」と言うことを、ガソリンステーションで働く人たちにも訴えているのです。ココロを満タンにするサービスを心がけようと伝える。社員のモラルアップに貢献しているわけですね。そういう論点で今回の受賞作を見ると、「微笑みの売り切れはないいいお店」というのはいいですね。これをコピーとすれば、お客様に訴求するのはもちろん、ストアで慟く人々にも届きます。微笑みというものは、ストアの方々の心持ち次第で、いくらでも開発できるのですから。そういうような意味において、いい選択だなと思いました。

  • やすみりえ
    やすみ りえ
    川柳作家
    プロフィール

    文化庁文化審議会委員も務める。恋愛をテーマとした川柳作品を多数発表。川柳の裾野を広げる。

    おかいものを取り巻く悲喜こもこもが、十七音の言葉に込められています。

    今回も身近な”おかいもの”の様子を描いた多くの作品が集まりました。おかいものを取り巻く様々な思いが、色とりどりに表現されていて、共感できる川柳がたくさんありましたね。家族の表情が見えてきたり、世間のニュースと絡めてあったり、、、。おかいものを取り巻く悲喜こもごもはいろんな物事と繋がっていると改めて感じました。ぜひ、十七音の言葉に込められたメッセージを感じながら入選作品を味わってみてください。

  • 上大岡トメ
    上大岡 トメ
    イラストレーター
    プロフィール

    「毎日をごきげんにする」ことをテーマに、本、イラストを製作。主な著書「キッパリ!たった5分間で自分を変える方法」「のうだま」「宿坊さんぽ」など。他多数。

    どんなに便利なシステムができても、接客が人を呼ぶことには変わらない。

    たくさんの応募作品を読んでいて、お買い物の環境には、変わっていくものと変わらないものがあるのだなあと。変わっていくものは、セルフレジ、電子マネーなど、チェーンストアのお勘定の形態。変わらないものは、お客さんとお店の人、親子や夫婦といった人間関係。どんなに便利なシステムができても、店員さんたちのあたたかい接客が人を呼ぶのだなあと思いました。

日本チェーンストア協会 総務委員長
鈴木 芳知

今年も楽しい作品をたくさんご応募いただき、本当にありがとうございました。日頃のお買い物のいろいろな場面での体験や感想がちりばめられており、毎回新鮮な驚きとユーモアを感じることができ、私自身、直接お客さまと触れ合えたような気持ちになります。普段の業務では気づくことのできない、あるいは忘れがちなお客さまの鋭い視点や期待といったものを痛感し、これからも家庭や地域にとっていつも身近にあるチェーンストアになるよう取り組んでいきたいと思いました。来年もまた幅広い世代から多くの素晴らしい作品が寄せられることを期待しております。

日本チェーンストア協会 広報委員長
近澤 靖英

たくさんのご応募をいただきまして、ありがとうございました。SNSやAIなどの世相を反映させたもの、ゴロ合わせの工夫がされているもの、思わず「分かる」と共感してしまうものなど、感心させられる作品が多く、興味深く読ませていただきました。全体を通じて、「お買得さ」や「おいしさ」、「楽しさ」をテーマにされている方が多く、時代や世代が変わっても常にお買い物には欠かせないこうした価値観に応える店づくりをしていかなければいけないと改めて感じました。大変有難いことに年々応募数が増え、川柳のレペルの高さにも驚かされるばかりです。来年も選考委員会が選ぶのに苦労するほどの多くの力作をお待ちしています。

日本チェーンストア協会 北海道支部長
出戸 信成

今年も昨年を上回るご応募をいただきまして誠にありがとうございます。今回も例年多く見られるお買い得感の作品、チェーンストアでの風景をテーマにした作品、高齢社会を意識した作品、昨年の話題性をよく映し出している作品など幅広い話題が取り上げられており、その場面が想像されました。チェーンストアは家族の発見の場。安心して家族をつなぐ場所として、地域に根ざすよう努めてまいりたいと思います。来年も多くのすばらしい作品に出会えることを楽しみにしてお待ちしております。

日本チェーンストア協会 東北支部長
大髙 善興

今回も、たくさんのお客さまから力作のご応募をいただき、本当にありがとうございました。弊社では、働く女性やお子さまの健やかな成長を支援するため、福島県内の郊外型SC初となる認可保育所を設置するなどの取組みを進めています。今回のコンテストでは、小学生の部の応募が前回より大幅に増えたとのこと…、未来を担うお子さまならではの視点にたくさん触れることができるのは大変なよろこびです。次回以降の展開がますます楽しみです。このコンテストを通じて、あらゆる世代のお客さまの率直なお声や活き活きとしたお買い物風景に触れて、弊社の「地域のお客さまの食卓をより楽しく・豊かに・便利に」のコンセプトのもと、さらに“笑顔”と“元気"をお届けできるように、また鮮度がよく即食・簡便な商品をご提供できるように努めてまいりたいと思います。

日本チェーンストア協会 関東支部長
小川 信行

今年は延ぺ2万名を超えるご応募をいただきまして、誠にありがとうございます。お買物をテーマにした川柳にとてもたくさんのご応募に、とてもうれしい気持ちです。また、日々のお買物やご家族の様子をうかがうことができまして、スーパーマーケットがお客さまの生活に密着していることを改めて実感できて、大変感激致しました。また、時事の話題だけでなく、電子マネーやセルフレジなど、お買物に関する比較的最近の取り組みを取り入れた句がとても多く、関心の高さを伺うことができました。引き続き、お客さまに満足いただけるようなお店づくりに励んでまいります。来年もより多くの楽しい、素晴らしい句をお待ちしております。

日本チェーンストア協会 中部支部長
佐古 則男

ご応募いただきました皆さま、本当にありがとうございました。皆さまの作品を堪能させていただきまして、なんだか私もお買い物を満喫した気分を味わうことができました。毎日のお買い物を通して、時の経過や家族との距離感の移り変わりなど、色々と感じる出来事も多く、そんな思いのこもった作品が多数集まっておりました。大事な一瞬をどう切り取って見せるか、短い中で表現するための言葉選びや効果的な表現、置かれている立場や状況をうまく作品に投影しているのが印象的でした。作品をつくったり、入賞作品に触れたりする機会を通して楽しい会話が増えることを願っています。来年もたくさんの作品が寄せられますよう楽しみにしております。

日本チェーンストア協会 関西支部長
四條 晴也

今年も川柳コンテストにたくさんのご応募をいただきありがとうございました。今回は、「小学生の部」の応募が前回の1.5倍と大幅に増えて楽しい作品が数多くありました。小学生の皆さんの作品は、お母さんやお姉さん、家族との日常の生活が目に浮かぷ作品も多く、とても臨場感があり良かったと思います。また、お母さんのお手伝いや、初めてのひとりでのお買物を通して体験するドキドキ感が伝わる作品もたくさんあり、選考しながらも楽しませていただきました。一般の部では、電子マネーやセルフレジなど、最近の動向を反映した作品も多くありました。来年もたくさんの臨場感のある作品に出会えることを楽しみにしています。

日本チェーンストア協会 中国支部長
田中 康男

毎回大変楽しく拝見しております。家族の顔を思い浮かべながらお買い物されるお母さんの気持ちが表現された作品には、ほのぼのとした家族団欒の様子が思わず目に浮かんできました。スマホやネットを題材にした作品はAl導入でさらに増えるでしょうね。ただ、従業員とのふれあいを題材にしたものが少なくなってしまうのも寂しいもので、私どもの店舗が旬の商品の出会いの場として、サービス豊かな食生活の学びの場として、三世代にわたる憩いの場として、お役に立てるようますます努力して行きたいと心新たにいたしました。次回がまた楽しみです。

日本チェーンストア協会 四国支部長
尾﨑 英雄

今回もたくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございます。回を重ねるごとに幅広い年代の方々からたくさんのご応募をいただき、皆さまから親しんでいただけるようになったことをとても嬉しく思います。今年も観察眼に優れた作品や、子どもならではのわくわく感、お買い物の楽しさが幅広い言葉で表現されており、大変楽しく選考することができました。今後も皆さまからのお声を励みにして、毎日のくらしに笑顔と元気をお届けできるよう一層の努力を続けてまいりたいと思います。

日本チェーンストア協会 九州支部長
佐藤 秀晴

たくさんの作品をご応募いただき、ありがとうございました。一つ一つの作品を拝見するうちに心温まり幸せな気持ちにさせていただきました。ユーモアあり、夫婦愛あり、子を想う親の心あり、いささかの郷愁あり、今の時代があり、そしてよく出会う風景があり、チェーンストアでの切り取られたーコマには多くの皆さま方のそれぞれの生活感や人生が映し出されていました。改めて、チェーンストアが地域の皆さまの身近な存在であると感じました。お客さまへより良い商品やサービスをご提供することはもとより、笑顔のくらしを応援できる良きパートナーとなれるよう努めてまいりたいと思います。来年もたくさんの作品に出合えることを楽しみにしています。

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